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実例から覚えるInDesignの正規表現 目次組版編 その5

実例から覚えるInDesignの正規表現 目次組版編 その4」からの続きです。



10.項に正規表現スタイルを設定する

項見出しのページ番号に正規表現スタイルを設定していきたいと思います。
どういった条件がよいでしょうか?
赤で囲った箇所が、項の段落スタイルを設定している箇所です。

moku_sei34.jpg 

数字を意味する\d+に文字スタイルをかければよさそうですが、
それだけでは項見出しの先頭に入っている数字にもスタイルがかかってしまいますね。

もう少しよく見てみましょう。
ページ番号の次には必ず全角のスラッシュが入っているようです
これを使ってみましょう。
しかしただ単純に、\d+/と設定してしまうと、スタイルをかけたくな全角スラッシュにも文字スタイルが設定されてしまいます。

そこで、「肯定先読み」という正規表現の検索方法で検索します
では、検索パターンを見てみましょう。

moku_sei35.jpg 

\d+(?=)

となっています。

マッチさせたいのが の部分で、
起点としたいのが、 の部分です。

マッチさせたい文字のに起点にしたい文字を(?=)で囲って記述することで、
全角スラッシュの前にいる数字部分のみにマッチさせることができるわけですね。

moku_sei36.jpg 
項の段落スタイルに正規表現スタイルで\d+(?=)を設定することで、目次が完成しました。
上の画像が完成した状態です。

ここから完成したデータを見ていただけます。

ここで使用した肯定先読みには他に、
否定先読み
肯定戻り読み
否定戻り読み
のように他にも3つのパターンがあります。

マッチさせたい文字列の前または後に、任意の文字列がある場合とない場合にそれぞれ使えます。



もう少し詳しく知りたいなーと思われた方は、市川せうぞーさんの書かれた「InDesign者のための正規表現入門」をお読みいただくか、文字の学校で時々開催されている、道広勇司さん主催のはじめての正規表現を受講するのがおすすめです。

今回は目次の組版のため全体的なテキスト量は少なかったですが、大量のテキストを処理する際に、正規表現検索置換を用いることで人為的なミスを少なくすることができます。
もちろん、正規表現のやり方を間違えてしまうと、逆に大惨事となってしまう可能性もありますが、
正しく使用することができればそれは一つの武器となるでしょう。



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プロフィール

ゆう

Author:ゆう
東京在住

DTPオペレーター
書籍組版と電子書籍の製作を主に

Javascript学習中

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