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実例から覚えるInDesignの正規表現 目次組版編 その3

「実例から覚えるInDesignの正規表現 目次組版編 その2」からの続きです。


4.項を検索置換する

章、節と設定ができました。次は一番下の階層の「項」を設定していきましょう。
段落スタイルは既に適用しているため、今回はテキストの整形作業だけです。

まずは、章や節と同様にテキストのパターンを分析してみます。

moku_sei31-02.jpg  
検索のパターンとして、「行頭に数字、その次に半角のピリオド」という条件が使えそうです。

そして置換後は、現在タブで入力されている部分が全角スペースとなり、
同じ節内の項見出しは一つの段落に全角のスラッシュで区切られつながっています

moku_sei29.jpg 

したがって、
検索:(\d+\.+.+)\t(\d+)\r
置換:$1~($2/
と、してみましょう。



節と同様に検索置換を数回に分けた方が、作業方法としてスマートかもしれません。
が、正規表現の理解を深めるため、ここはあえてやってみましょう。
しかし、読みたくなければ読み飛ばして下さい。
大事なのは暗記することよりも、何ができるのかを知っておくことです。

それでも、ひとまず読んでみるか!って方は、続きをどうぞ!



ややこしく見えますがやっていることは簡単です。1つずつ見ていきましょう。

まず検索は、
( 半角パーレン。閉じとセットで置換時に利用できます。
\d 数字
+ 直前の文字が1回以上繰り返し
\. 半角ピリオドの意味を持つ正規表現です
+ 直前の文字が1回以上繰り返し
. 任意の一文字
+ 直前の文字が1回以上繰り返し
) 半角パーレン。
\t タブ文字
( 半角パーレン。閉じとセットで置換時に利用できます。
\d 数字
+ 直前の文字が1回以上繰り返し
) 半角パーレン。
\r 改行
となります。

そして置換で、
\t(タブ全角スペース
\r(改行)全角スラッシュ置き換える。
といった置換を行っています。

ポイントは、半角ピリオドを検索するために半角ピリオドの意味を持つ「半角の円マーク(Macの場合はバックスラッシュ)」+「ピリオド」を使用することです。
前述したように、ピリオドだと「任意の一文字」を意味する正規表現となってしまいます。
そして置換でタブを全角スペースに、改行を全角スラッシュに変換します。
置換形式に「目次/項」の段落スタイルを設定しすべてを置換してください。


読み飛ばしはココまで!


5.目次、はじめに、おわりにを設定する

だいぶ形になってきました。
段落スタイルを設定するべき箇所は、以下の3箇所のみとなりました。

テキストの一番最初の「目  次」の文字に段落スタイル「目次/タイトル」
「はじめに」に段落スタイル「目次/はじめに」
「おわりに」に段落スタイル「目次/おわりに」

を、それぞれ手動で設定してしまいましょう。



6.空行を削除する

段落スタイルはすべて設定できました。
行の前後アキ量は段落スタイルで設定してあります。
空の行は不要です。削除してしまいましょう。

3箇所しかないので目視で削除してもいいですが、練習のために正規表現で処理してみます。

moku_sei18.jpg 

検索欄:^\r
置換欄:空白(入力しない)

^ は、行頭です。
\r は改行です。

意訳すると、
行頭の次にすぐに改行がくる行を削除する=空行を削除する
という処理を行えます。


次のエントリーに続きます。







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プロフィール

ゆう

Author:ゆう
東京在住

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書籍組版と電子書籍の製作を主に

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