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calibreで電子書籍をつくる5   目次編

前回のエントリーで本文の編集はひとまず完了です。
今回のエントリーでは、EPUBファイルの目次を作成していきます。
目次の作成はcalibreのメニューからおこなえます。

moku01.jpg 
 
メニューバーの「ツール」から、
目次 > 目次の編集
を選択すると、目次編集のウィンドウ次の画像のようなウィンドウが表示されます。
 ここから、このEPUBに含まれているhtml文章の、見出し要素(h1など)から、目次を生成できます。

まずは、初期状態で入っていた「芥川龍之介 蜘蛛の糸」の項目を削除してしまいましょう。
この項目は、calibreがEPUBを生成する際に「元データのtitle要素」に設定されていた文字を自動で拾い挿入された項目です。

mokus02.jpg 
上の画像の赤で囲った「芥川龍之介 蜘蛛の糸」の文字を選択し、moku03.jpgのアイコンをクリックすると、項目を削除できます。

項目がまっさらになりました。
改めて、右にあるメニューの中から、「すべての見出しから目次を作成」をクリックします。

moku04.jpg 

すると、「92_14545.xhtml」内のhタグから項目が取得されウィンドウに追加されました。
追加された直後は降りたたまれています。
ウィンドウの左下にある「すべて展開」をクリックすることで、追加された項目が全て表示されます。

moku05.gif 

「蜘蛛の糸」に入れ子で「芥川龍之介」、さらに入れ子で「一、二、三」、が、目次として追加されました。

EPUBリーダーによっては、目次要素を入れ子で多重階層にしすぎてしまうと、
下層に入っている要素が表示されない場合もあります。
現状では3階層になってしまっているので、今回は2階層までのデータに編集し直します。

以下の手順で、2階層目の「芥川龍之介」の要素を削除し、「蜘蛛の糸」の下に「一、二、三」が入る構成にしていきます。

mokuzi_02-02.gif 

①芥川龍之介を選択した状態で、
②右メニュー内の「項目のフラット化」を押します。
③「蜘蛛の糸」に入れ子で「芥川龍之介、一、二、三」が入っている状態になりました。 
④その状態で、「芥川龍之介」を右メニューから削除します。
⑤「蜘蛛の糸」の下に「一、二、三」が入りました。OKを押して設定を保存します。



目次編集ウィンドウでの設定が完了しました。
が、現状では、まだEPUB2規格の目次しか作成されていない状態です。
なので、EPUB3規格の目次ファイルを生成します。

 メニューバーの「ツール」から、
目次 > インライン目次を挿入
をクリックします。

moku_03.jpg

「toc.xhtml」が作成されました。

moku_04.jpg 

ファイルブラウザーの上にある「toc.xhtml」がEPUB3規格の目次、
下にある「toc.ncx」がEPUB2規格の目次ファイルです。



「toc.xhtml」はそのままではEPUBチェックにひっかかってしまいます。
少しだけ修正をします。
ファイルブラウザーから「toc.xhtml」を開きます。

まずは、本文と同様にヘッドより前の要素の
<?xml version='1.0' encoding='utf-8'?>
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" lang="ja">
 を
<?xml version='1.0' encoding='utf-8'?>
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xmlns:epub="http://www.idpf.org/2007/ops" xml:lang="ja">
に置き換えます。
 
moku13.gif 


次に、目次ファイル内で使われている、
<ul>タグを<ol>タグに置き換えます。
以下の画像のように、

検索にul
置換にol

と入力し、
モードを「普通、現在のファイル」で「すべて置換」します。

moku20.jpg 



次に,bodyに入れ子で
<nav epub:type="toc" id="toc">
 と
</nav>
を設定します。

以下の画像のように、設定して下さい。

moku21.gif 



opfファイルを修正します

以前のエントリーで書きましたが、calibreは自動でopfファイルを修正してくれます。
が、完璧ではありません。
calibreメニューから作成した「toc.xhtml」は、opfファイルに追加はされましたがこのままでは不十分です。
<item href="toc.xhtml" id="id1" media-type="application/xhtml+xml"/>
<item href="toc.xhtml" id="id1" media-type="application/xhtml+xml" properties="nav"/>
と、書き換えてしまいましょう。
 


以上で目次ファイルの作成と編集は完了です。
早足になりましたがここまで作業することで、EPUBチェックにひっかかる項目はなくなりました。

もし、チェックをかけたときにエラーが出る場合は、なにか間違いがあるはずです。

次のエントリーで、最終的な調整をして作業は完了です。



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